おしゃれな香りを纏いたい。【BYREDO】の香水6種を集めたディスカバリーセットをレビュー

「自分といえば、この香り」というのが欲しくて、ここ最近香水探しに勤しんでいます。

その中で、おしゃれなボトルデザインやコンセプトが気になっていたBYREDO（バイレード）。調べてみると「ディスカバリーセット」という6種の香水の小さなボトルがセットになっているものを発見。お店で香水を試すのがあまり得意ではなく、ゆっくり試したかったのでこちらをGETしました。

BYREDO（バイレード）が気になっていたワケ

そもそもBYREDOはどんなブランドかといいますと。

BYREDO（バイレード）は、2006年にベン・ゴーラムによってストックホルムで設立されたヨーロッパのラグジュアリーブランドで、記憶や感情を製品や体験に置き換えることを目指しています。 （中略） バイレードは、フレグランス、ホーム、レザーグッズ、アクセサリーなどの製品を生産・開発し、世界40カ国以上のハイエンドな独自のネットワークで販売しています。

https://www.byredo.com/ja_jp/about

つまり、スウェーデンのストックホルム生まれの、記憶や感情が沸き起こるようなモノづくりをしているブランド。
この「記憶や感情」が沸き起こる香りというコンセプトがどんなものか、興味をそそられませんか？プロダクトの背景にストーリーやシーンがあるのですが、その文章もまた情緒的。ぜひそのシーンを感じたくて、ずっと気になっていました。

ディスカバリーセットの中身

ディスカバリーセットは、BYREDOの中のアイコニックな香りを集めたセット。2mlのミニボトルが6種入っています。

中に入っているラインアップは以下の6種。

とくに人気の香りの「Blanche」「Gypsy Water」は気になっている方も多いのでは。他のBYREDOらしい香りも楽しめますし、オンライン購入すると、ディスカバリーセットを購入してから4週間以内に50ml もしくは100mlのボトルを買うと使えるディスカバリーセットの料金分のクーポンコードがもらえるので、気になっている方はかなりお得だと思います！つまり、ディスカバリーセットが実質０円になっちゃう！

6種の香りレビュー

実際に１日毎に６種類つけてみたので、香りのレビュー。公式サイトに記載されている香りのノートと合わせて記載していきます。

ちなみに参考までに、わたしの好みの香りスペックはこんな感じ。

Bal d’Afrique（バル ダフリック）

アフリカがテーマの香水。「甘いけど、派手な甘さじゃない」と思ったのが最初の印象。アフリカがテーマなので、少しワイルドなイメージがあったのですが、ワイルドさはあまり感じず、優しく溶けゆく夢見心地な香りです。

マンゴーみたいな甘さを個人的には感じました。上質な砂糖の甘さと表現する方もいるのですが、フローラルと洋菓子の甘さの中間みたいな。男性もつけられる甘さですが、好みは分かれるかもしれないです。

―香りのノート

トップ: アフリカンマリーゴールド, ベルガモット, ブークー
ハート: シクラメン, バイオレット
ベース: モロッカンシダーウッド, ベチバー

―イメージする性別と季節

ユニセックス / 春、秋、冬

Blanche（ブランシュ）

「白」という意味がつけられたBlanche。第一印象は、まさしく「あ、白だー！！！！！」という感じ。

石鹸や洗いたてのシーツみたいな、清潔感がそのまま香りになっているイメージ。清楚で純粋。だけど、それだけじゃなくて、ほんのり甘さも感じます。優しい甘さ。爽やかなだけじゃなくて、穏やかで優しい印象も与えてくれます。

サンダルウッドは個人的にはそこまで強くないですが、その穏やかさは感じられる感じ。それよりお花の香りが残ります。

嫌いな人がいなさそうな香りなので、香水にあまり慣れていない方も使いやすそう。まさしく万人ウケ香水なのだけど、BYREDOらしさも感じられる香りです。

―香りのノート

トップ: アルデヒド, ローズセンティフォリア
ハート: ピオニー, バイオレット
ベース: ムスク, サンダルウッド

―イメージする性別と季節

ユニセックス / オールシーズン

Gypsy Water（ジプシーウォーター）

いちばん気になっていた香り。こちらのテーマは「ノマド文化の自由さ、色彩豊かなライフスタイル」で、めちゃくちゃ心惹かれておりました。

第一印象は「香ばしい」。雨上がりのような土、炎の温かみ、その後にふわっと立上るバニラにうっとり。ちょっとお香っぽさもある感じです。ウッディさもありながら、甘さもあって、新感覚な香りでした。おしゃれな香りです。

バニラ系は割と苦手なのですが、これはかなり好きです……！甘さはあるけど、どこかナチュラルで、自然を感じてくどすぎない感じ。わたしの肌だとバニラがしっかり立つ感じで、あまりベルガモットやレモンの爽やかさはあまり感じなかったかも。

―香りのノート

トップ: ベルガモット, ジュニパーベリー, レモン, ペッパー
ハート: インセンス, アイリス, パインニードル
ベース: アンバー, サンダルウッド, バニラ

―イメージする性別と季節

ユニセックス / 春、秋、冬（夏もいけるという方もいますが、個人的にちょっとくどいかも…）

Bibliothèque（ビブリオテーク）

図書館がテーマのこちら。一吹きした瞬間に想像以上に甘くて少しびっくり。

個人的には綿菓子みたいな甘さを結構強く感じて、その奥に古い木材みたいな、古い紙みたいな渋い香りが。これはどうやらレザーらしい、なるほど。結構香り自体も強くて、しっかり残ります。甘さはピーチやプラムらしいのですが、わたしの肌ではジューシーさは少なく、ジャムみたいなこってりした甘さのほうが近い気がします。

図書館といっても、おとぎ話の中の世界みたいな、アンティークな雰囲気の図書館です。

甘さの中に渋さがあるので、なんか気怠くて色っぽい男性に似合いそうな……。結構個性が強いので、「甘いのが好き」なだけでも「渋いのが好き」なだけでは選びづらい香りかも。

―香りのノート

トップ: プラム, シナモン
ハート: レザーアコード, バイオレット
ベース: バーチウッド, パチュリ, バニラ

―イメージする性別と季節

ユニセックス / 秋、冬

Mojave Ghost（モハーヴェゴースト）

少し印象的な名前の香水。モハーヴェとは砂漠の名前で、そこに咲くゴーストフラワーという希少なお花をイメージした香水だそう。

とっても優しいフローラル、すこしパウダリーさもあり、この6種の中では軽めの香水だと思います。グリーンフローラルが好きなわたしはかなりぐっときました。（ちなみに夫も「いい匂いだね」と言っていたので、男性ウケもいい気がします。）

やさしいパウダリーな香りの中に、紫の小さなお花の香り。「ザ・フローラル」ではなくて、やさしく可憐なフローラルで、少し湿度を感じます。ベリーの酸っぱさもあるのですが、少し梨っぽさもあるような。わたしの肌ではベリーよりもフローラルのほうが強くなりました。だんだんムスクやベチバーの落ち着いた香りになっていきますが、持続時間は割と短め。

―香りのノート

トップ: アンブレット, ネスベリー
ハート: マグノリア, サンダルウッド, バイオレット
ベース: シダーウッド, ムスク, ベチバー

―イメージする性別と季節

ユニセックス / オールシーズン

Rose of No Man’s Land（ローズ オブ ノー マンズ ランド）

こちらは、戦時中の看護師に捧げる香りだそう。名前の通りローズの香水ですが、「華やかさ」というよりは「気品」のあるかっこいい香りです。

ローズの香水ですが、トップのピンクペッパーがスパイシーで、背筋をしゃんとさせてくれる。徐々にフローラルとアンバーの落ち着きのある香りに変わっていきます。

こちらも苦手な人が少なそうな香りです。オフィスシーンなどもにも良さそう、というか、仕事もできるかっこいい人の香りなのでぴったりです。

―香りのノート

トップ: ピンクペッパー, ターキッシュローズペタル
ハート: ラズベリーブロッサム, ターキッシュローズアブソリュート
ベース: パピルス, ホワイトアンバー

―イメージする性別と季節

ユニセックス / オールシーズン

個人的なすきな香りランキング＆まとめ

個人的なすき度をランキングにすると以下になりました🍃

1. ROSE OF NO MAN’S LAND
2. GYPSY WATER
3. BLANCHE
4. MOJAVE GHOST
5. BAL D’AFRIQUE
6. BIBLIOTEQUE

とはいえ、完全に無理というものはわたしにはなかったです！よかった！

全体的に他ではない香りで人とかぶらない感じもよさそう。コンサバすぎないのも好きなポイント。すこし個性的な香りを纏いたいという人はチェックしてみる価値ありだと思います。

あと、香水は付ける人によってどう香るかが変わるので、やっぱり事前に少量でお試ししておくのがいい気がします。ムエットにつけた印象と、肌に乗せて１日過ごした印象とでは、今回試したものもかなり違いました。という点でも、ディスカバリーセットはかなりおすすめです。

みなさんのおすすめの香りなどもあれば、ぜひ教えてくださると嬉しいです！Twitterなどでお待ちしてます🐇